造林仕事

造林仕事とは文字通り林を造る、山を育てていく仕事です。適正な時期に適正な手入れを実施し山を価値のある資産へと育てていく仕事です。以下の作業を適宜行います。

地拵え

植林の伐採跡地に新しく苗木を植林するためにスペースを作る作業です。

地拵え

植林(新植)

地拵えで準備したスペースへ等間隔に苗木を植林します。

植林(新植)1
植林(新植)2

下刈

苗木周りの雑草を刈払機で刈ります。主に6~8月に行います。

下刈作業前

下刈作業前

下刈作業中

下刈作業中

下刈作業後

下刈作業後

除伐

植林の成長を阻害する植林以外の雑木を伐採する作業です。

除伐作業前

除伐作業前

除伐作業後

除伐作業後

間伐

樹齢20~30年生の植林の密度を適切に調整する作業です。

間伐作業前

間伐作業前

間伐作業後

間伐作業後

間伐作業後1年経過

間伐作業後1年経過

林産仕事

林産仕事とは大事に育ててきた山の木を有効活用するため市場へ持ち出す仕事です。林産仕事は以下の作業があります。

利用間伐

成熟した山林の木材を間伐し、資源として利用する作業です。 利用間伐には下記の3つの作業方法があります。

路網系利用間伐

路網系利用間伐

山林1ha当りにつき、150~230mの間伐作業道を開設し、間伐した木材を搬出します。路網系とは字の表す通り山林内に林業機械が通れる程度の間伐作業道を網の目のように、というのは言い過ぎですが、一方の道からもう一つの道が確認できる程度の間隔で作業道を開設し、そこへ伐倒した木が倒れかかってきたところを直に掴み出し、搬出する事ができる、最もコストのかからない間伐方法です。

簡易架線系利用間伐

簡易架線系利用間伐

山林1ha当り、80~130mの作業道を開設し、間伐材を搬出します。これには間伐方法が2通りあり、定性間伐 列状間伐 といいます。定性間伐は別図のとおり、一定の間隔で間引く方法です。列状間伐は別紙のとおり、作業道から垂直に1列伐採し、2、3列を残す方法です。これは、2回3回と繰り返す内に、定性間伐と変わらない山になります。また、コスト的にも列状間伐の方が有利です。

本格架線系利用間伐

本格架線系利用間伐

作業道の開設は困難な地形ですが、ある程度の植林のまとまりを持った山でワイヤー架線の設備に適した地形であればこの方法が有効です。本格架線とは1000m近い長さのワイヤーを山頂から対面にある山頂に向けて張ることにより、ワイヤー直下にある山林の木材を吊り上げ搬出する方法です。須崎地区森林組合はワイヤーを上空から見るとHの形に見えるH型架線集材という作業方法を行っています。

作業道

現在の林業は大型の重機を使用します。そこで作業道開設のオペレーターとプランナーがその山にとってもっともストレスの少ない工法で、さらに最大の作業効率が発揮できる動線をデザインし作業道を開設します。その作業道より林業用機械が利用間伐現場へ搬入され、安全性や生産性の向上につながり、労働力の軽減も期待できます。また、道が付くことで山へのアクセスが簡単になる効果もあります。

作業道1
作業道2

皆伐

山にある木を全て伐り出す作業です。植林後約60年経過し、手入れの必要が無くなったスギやヒノキを山からすべて伐り出します。そうすることで、利用可能な資源として市場に提供できます。

皆伐1
皆伐2
皆伐3

生活・環境林整備

家の裏山や、庭の大きくなりすぎた木、公園、神社境内等の立木の手入れ等、高所で危険な個所で伐採作業をします。近年、台風やゲリラ豪雨等による自然災害が発生しています。家屋の近所にある立木の枝などを除去することで強風で枝が折れ、屋根を傷めるなどのリスク軽減につながると思います。作業費用についてはお見積りしますのでご相談ください。

生活・環境林整備
生活・環境林整備
生活・環境林整備
生活・環境林整備
生活・環境林整備
生活・環境林整備

地籍調査業務の紹介

地籍調査とは筆界(境界)の明確化を目的に、所有者ごとの土地について隣接所有者と筆界の確認、杭の設置、測量を行いその結果を元に地図を作成し登記します。 当組合では、平成24年度から中土佐町に一部業務の委託を受けて継続実施しており、現在では中土佐町、須崎市、土佐市と3市町から委託を受け実施しております。 地籍調査をすることで、不動産の精度が高まり、個人の土地所有の権利が明確化され、その後の土地取引の円滑化や行政の効率化に役立つことが期待されます。管内山林においても、施業に必要な境界や実測面積が確定するため、各種事業の円滑な実施に大きな効果をもたらしています。